時候の挨拶


♪♪♪ 若く明るい歌声に 雪崩は消える 花も咲く
青い山脈 雪割桜 空の果て今日もわれらの 夢を呼ぶ ♪♪♪

戦後間もなく封切られた映画「青い山脈」の主題歌です。石坂洋次郎原作の映画化の際、西条八十作詞・服部良一作曲でヒットし、その後4回も行われた映画化でも、常に主題歌として使われ続けてきた、昭和を代表する名曲です。


舞台は昨年東日本大災害で大きな被害を出した岩手県。古い慣習にとらわれている町の大人たちと、少しは開放的になってきつつある高校生たちとが織り成す明るく、ユーモアに富んだ青春映画でした。上映当時、高校の男女共学さえ始まって間もない頃で、男女交際にも臆病な我々世代には、映画で見る高校生活は羨ましくも、眩しいものでした。


あれから半世紀、架空の存在ながら、あの東北の高校生たちは、今どんな日々を送っているのだろうと気にかかっていましたが、先日春の甲子園代表に、宮城県の石巻工が自宅も、グラウンドも、野球用具も流された中、地域復興の手助けをするなど、幾多の困難を乗り切り、甲子園出場を決めたとあり、東北の明日を担う若者たちの元気な姿が思い浮かび、何かほっとする気がしました。


有名な「天災は忘れた頃にやってくる」の警句を残した寺田寅彦の言葉に「歴史は繰り返す。法則は不変である。それゆえに過去の記録はまた将来の予言となる」というのがあります。

東北大学を中心に東日本大震災を後世に伝えるプロジェクト、その名も『みちのく震録伝』が各界の支援で発足しました。弊社も会員の日本画像情報マネジメント協会(JIIMA)も協力します。

東日本大震災がキチンと後世に伝えられ、同じ悲劇を再び繰り返さないよう、そして、地域の人々が、手塩にかけた田畑から、青い山脈を振り仰ぐ日々が末永く、安心して続くよう期待したいと思います。

株式会社 マイクロサービスセンター 
代表取締役社長  中 山 一 雄